猫柳 2014-10-31 22:41:03 |
|
通報 |
【6】
「アレン……」
俺は少し、反省した。
そういえばさっきから、俺はこいつに冷たかったし。さっきも強く言い過ぎた気がする。
「…すまなかったアレン、お前の事情はよく解んねぇけど、居場所がねぇのなら此処にいろよ」
「!い、良いのか!?」
「あぁ、こんな狭いところで良ければな」
安心させるように優しく微笑みかけると、アレンは眩しいくらいの満面の笑みで大きく頷いた。
なんだ、こいつも可愛いとこあんじゃねぇか。
とおもったのも束の間。
用を足し、居間へ戻ろうとすると、中からアレンの独り言が聞こえてきた。
「彼奴馬鹿だなぁ、泣き真似に騙されるなんてよ。大天使様から追放喰らっただけであって、居場所なら探せば沢山あったっての。いや彼奴は使えそうだなぁ」
ブツンッ
そのとき、俺の何かが切れた。
「…アレエエェェェェェェン!!」
「っ、聞いてたのか!?卑怯だぞ…ってちょっと待ってごめんって謝る謝るからぎゃああああぁぁぁぁ」
こうして、変梃天使と普通の大学生の俺の、騒がしい非日常が始まったのであった。
| トピック検索 |