ハナミズキ 2014-10-01 16:30:45 |
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鈴と和也の他に、高橋 圭太と日向 翔がメンバーである。
鈴が自己紹介をした時に、圭太が「あれっ?」と言う様な顔をした。
去年の夏、麻酔で朦朧としている意識の中で聞いたあの声に似ていると思ったのだ。
「もう大丈夫よ。よく頑張ったわね。お疲れ様」
そう囁いていた天使の声によく似ている。
顔は見てはいないが、何故かその声だけははっきりと覚えているのだ。
しかし、翔の方はと言うと、講義をいつもサボっている鈴となど組みたくは無かった。
大きなハンデを背負う様なものだと思ったからだ。
それに、どうせ組むなら美人のあいの方がいいと思っていた。
そこにあいがやって来て
「草薙君、あい達と一緒に組まない?」
「お前と五十嵐が入ったら5人になるだろ。却下だ」
無表情で断る。
「みんなだって、あい姫が入ってくれた方が良いよな?」
同意を求める日向 翔に対し、和也はこう言った。
「ならお前が向こうに行けよ。五十嵐、お前がこっちに来い。
これなら人数的にも問題は無いな」
日向は喜んだが、あいは猛反対をした。
和也のグループに入るのは、自分の方が相応しいと言い張るのだ。
和也にしてみれば、煩い女はいらない、と言う考えで、圭太の方は、あの天使の声によく似ている鈴の事が気になっていた。
そうして新しいメンバーが決定する事になる。
講義に出ないわりには、実験や実習の内容を良く知っており、手際もいい。
メンバーが少しでも疑問に思う事には、直ぐにその答えを導いてくれる。
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