ハナミズキ 2014-10-01 16:30:45 |
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◆ 研修スタート ◆
無事に国家試験も通り、晴れて医者となった鈴達。
そして、その人材の奪い合いが始まった。
少しでも優秀な研修医が欲しい各科では、事前にその事を打診していた。
和也は脳神経外科に進み、青華は内科へ、圭太と鈴はERへと決めた。
「これから1年間お世話になる宍戸鈴です。
よろしくお願いします」
「高橋圭太です。よろしくお願いします」
去年実習に来た時と顔ぶれが少し違うようだ。
流石にERともなると、長続きをしないと見える。
初対面の人達は皆、他の病院からの引き抜きで来た人たちで、医者になりたての研修医の事を上から目線で話すのであった。
「君たちは何日もつかな。みなさん賭けませんか?」
「俺は1週間に1口」
「僕は3日に1口で」
「俺は2週間だな」
「なら私は半年に3口賭けましょうかね」
医局長が賭けに乗って来た。
「医局長、それじゃあ医局長の一人負けになりますよ」
そう言ってみんなが大笑いをしていた。
しかし、笑わなかった人物もいた。
それは去年の事を知っている医師と看護師たちであった。
研修を終えてまだ数年の医師達は、たかが研修医よりは自分たちの方が、遥かにレベルが高いと思っていたのだ。
そしてその思い上がりが、目の前の現実を突きつける。
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