ハナミズキ 2014-10-01 16:30:45 |
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◆ 本家本元に帰って来たぞぉ! ◆
そしてとうとう、今年度最後の実習地になる、慶清大学病院にやって来た。
ここでは、鈴・和也・圭太の3人がERを希望し、そこで患者に対する瞬時判断力を養えとの、鈴からのお達しだ。
時間との勝負、誤診をしない的確な判断能力が必要となる。
この一年間の中で、最も過酷な実習になるのは一目瞭然だった。
ERの方でも、ただの実習生が使い物になるとは思ってはいないので、いつもの様に受け入れる事になる。
どうやらこの大学では、各科との連携はあまり取られてはいないようだ。
鈴の事を知らなかったのだから。
今回ERに配属になったのは、鈴を含め5人だ。
意外と多い。
それも何の因果か、その中の一人に小泉あいがいた。
そしてもう一人、研修中の水島琉希も居たのだった。
例の軽井沢事件の時に会った人物だ。
水島琉希は、鈴の姿を見たとたんに「あっ!」っと言う声を上げた。
だがすかさず目で「それ以上何も言うな」と合図を送る。
その空気を察知した琉希は、それ以上何も言う事はなかった。
医局で待機していると、急患の電話が鳴る。
乗用車とバスの衝突事故だった。
5名の患者がこちらに搬送されてくるらしい。
各自スタンバイをする。
患者が運ばれてきて、猫の手も借りたいほどの忙しさにいきなりなり、処置室の中に怒涛が飛び交う。
「誰かライン取って!」
「こっち挿管して!」
「手の空いてる奴は早くしろ!!」
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