bml / 奇病.　

＞４５

（　御丁寧にしっかりと自己紹介をして呉れる目の前の医者には少し感心したが。此処の患者か、と聞かれれば直ぐに笑顔の儘はい、と答えて　。　更に言葉を重ねて　。己の病の説明をしようと口を開いたが其の必要はどうやら無くなった様だ　。　右目からゆっくりではあるがゆっくりと、確実に、ぐいぐいと蔦が伸びて来て　。　もちろん痛みは伴うが、痛がる素振りは見せずに　。　ただ顔には汗が浮かんでいて　。　）嗚呼、ほら、見ての通り。此の病院に勤めて居るなら分かるだろう？僕は此の奇妙で醜い病の持ち主だ　。


＞４６

（　どうにも煮え切らない様子の彼の返答を待ち　。血　。とだけぼそりと俯きがちに呟いた彼を見てやっと理解する事ができた様で　。　そうか、彼も同じ…でもな良いけれど、奇妙な、治る見込みの無い病の持ち主だったのかと　。其れならば話が早い　。人とは余り深く関わるつもりは今までも此れからも無いが、理解者として協力ならしてやれるだろうと　。空の注射器をポッケから取り出せば其れを見つめてから顔を上げ、ぶすりと腕に射して血を抜き取る　）此れ、僕もだから非常時の為に一応持ち歩いてたんだけど　。　僕の汚れた血でも良いなら、どうぞ？献血って奴だよ　。遠慮はしてくれ無くて良いさ　。

＞４８

（　/　参加希望者様今晩和　。　私の伽羅のプロフはNo.１３を御参照下さいませ　。　）

＞４９

（　普通で良い　。　と言ってくれる彼には内心少し感謝していて　。正直敬語なんて物は使い慣れないし、使った事も無いから良く分からない　。上下関係を押し付けてくる様な人物であったら関わる気を無くしていただろう　。　）　寒いの…ね　。　どうなんだろう。　どっちかって言ったら寒いほうが得意なんだろうけれど　。君は？（　そういえば彼の名前を聞くのを忘れていた為に、君呼ばわりだが、　まあ指して問題はなかろうと　）