主 2014-08-23 21:22:12 |
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ああ、えっと、本当にごめん!…驚いてるよね?
(無言になり、黙ってしまった彼女。嗚呼、せっかく逢えたのに。彼女は前世の記憶を持っていないんだ。そう思うと悲しくて、寂しくて。だが、そんな感情に浸っている場合ではない。とにかく今はこの状況を変えなくてはならない。少なくとも良い方向へと。あれこれ考えていると彼女がハンカチを差し出してきた。___あの時と、同じだ。そう思った。誤認逮捕されそうになったあの日。僕は泣き虫だから、彼女に助けられるまで泣いていた。そして助けてくれたその後、彼女は僕にハンカチを差し出してこう言ったんだ。「____これ、使ってください。」懐かしい思い出が脳裏をよぎる。優しいところ、変わってないんだね。そう心の中で呟いた。「日和……ううん。キミだ。キミは覚えてないだろうけど、ずっと昔に僕達は会ってるよ」相手を見つめ返すとそう告げて
(/いやいやそんな^^ ですが、何かあれば言ってください!)
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