▽▲▽▲ 2014-08-18 14:57:42 |
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( 分かり切っていた事を言われれば心を抉られる感覚を覚え。"全然分かんない。"初めて彼女と喧嘩した時も言われた記憶があり、対照的な性格だった彼女と己が口喧嘩するのは日常、だった。其れにしても彼女は自分の何を褒めたのだろう。気になる、けど聞けない。目の前の彼が自分を認めていない事、嫌っている事位予想出来たし、覚悟もできていた筈。然し無意識に眉を寄せ、其れでも只黙っている事しか出来なくて。_彼の弱音とも聞こえる言葉にずきり、と心が痛み。彼女は割と社交的で陽気な性格。"大丈夫だ彼奴なら。"そんな確信も無い励まし何て言える筈も無く。何も出来ない。励ます事も慰める事も。姉想いな弟に彼女が自慢げに話すのも分かった気がした。同じ高校、となれば大学への進学も其の先の就職も己の様な事が無い限り大丈夫だろう。なんて無意識の内に考えていて。_相手の言葉を聞き、こくりと首を縦に振れば店を後にする相手の後ろ姿を見。友達と来ていたのか、こんな場所で会いたくも無いであろう自分に会って怒りを隠せないも当たり前か。彼と自分とも距離が彼女と自分との距離と一瞬錯覚を起こせば片手を伸ばすも途中我に返り。_違う、彼奴と一緒にするな。もういねェんだよ。と内心言い聞かせれば手を引っ込め顔を歪めて相手と反対方を向き持ち場へ戻って。 )
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