ぬしっぽいど 2014-08-07 08:58:14 |
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>キョウカ
いや女の子が鳥の食事は…なんていうんだ、こう、駄目だと思う。人として。
(叱られているというのに、当の使い魔は嬉しそうに頭を押しつけ、もっと撫でてくれと言わんばかりである。罪悪感にくわえ予想の斜め上をいく返事に珍しく言いよどみ、妙なジェスチャーでやめるよう促すと「…ま、野放しにした俺の責任だ。食いたいもんがあれば何でも言ってくれ」口に出した後、はたして相手が受け取ってくれるだろうかと遅れて考え。立場はともかく「赤」だとバレるのは時間の問題だ。そうなれば警戒されるに違いない。せめて食事を買うまで持ってくれ、とローブを払いのけた上俯いて顔を隠し、石畳を睨んで)
>ヴァハムート
…はあ、真っ昼間のくせに静かなもんだ。
(一歩進む度に防具が擦れ、厳かな音を人もまばらな街道へ響かせる。さて、どうしたものか。歩みは止めずにふと考え込み。威勢良く公園を後にしたはいいものの実のところ行く当てなどなく、のんびり悩んでいると香ばしい匂いが鼻をついて。見れば肉の香草焼きを売っている露店らしく、林檎などでは食い足りない己はすぐさまそこに駆け寄って「うまいっ!…お、よかったなヴァハムート。ご所望の生肉だ」すぐさま買い込むと串肉にかぶりつき、溢れる肉汁にぐっと拳を握りしめ。ゆるんだ顔のまま、いつのまにか背後に立っていた相手のほうへ振り向くと、もごもご言いながらショーケースを指差して。中には柔らかそうな赤い肉が行儀よく並べられている。こちらも売り物らしく、新鮮で質のいい肉だと店主が媚びた笑みのまま語り)
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