ぬしっぽいど 2014-08-07 08:58:14 |
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>ヴァハムート様
……あれは。
(元いた場所から数十kmほど離れた入り組んだ路地。その建物の隙間から、一部分だけ開けた場所を覗くと、そこには数人の人だかりが出来ており。ここ最近、貴族主義者という魔術師の一派が動いているという噂があり、もしかしてはと相手をじっと眺めていればふと一人と目が合い。しまった、と思ったときには既に相手方は臨戦態勢に入り。逃げなきゃ、と思う反面、相手の中には普通の人間も混じっている。勝算があると見込んで、武器を構えた相手方の様子を測れば一気に相手との距離を縮め一人を壁まで吹っ飛ばし。「-------遅い」唐突な奇襲に焦った敵に銃を向けられるも持ち前の瞬発力でそれを蹴飛ばせば相手も吹っ飛び。魔術師は三人、内二人は今敗れ……あとは人間。一先ず魔術師を倒そうと動くが、そこで銃声が聞こえ。振り返れば人間の手に銃があって「………っ」遅れてやってくる痛みに蹲り、腹には血が滲み始めて。こんな好機を見逃すまいと、魔術師はこちらに魔法を向けていて)
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