コードギアス反攻のスザク

(/了解です！此方もドロン！)

ん？あ…スザク君。そう…会長と副会長に任されちゃったの
(声を掛けられそちらに顔を向けて見慣れた顔と言われた内容に苦笑しながら２度目の溜め息を吐いて。他の役員は来てないようだなと分かり、一人じゃ無理だと思えば嬉しそうに頷いて微笑み)
うん！じゃあ、この書類に判子押しておいてくれる？

会長とルルーシュが…それは災難だったね(ため息を吐いて説明する相手を見て同情の目を向けると共に、二人きりでの作業が何だか嬉しくて表情が緩み「了解！任せて」と言えば機嫌良さそうに鼻歌を歌いながら判子を押していき)

ほんとよ〜…会長は何時もの事だからいいけどルルは今日は来るって言ってたのに…(書類を見ながらポンポンと判子を押していき途中で手を止めて最近はあまり話していないルルーシュの事を考えては残念そうに呟いて)

そうだったんだ…(彼女の口から親友の名前が出て手が止まる様子を見ると、きっと彼の事を考えているのだろうと思うと此方まで手が止まり、自分の動揺が悟られまいと無理に笑いながら「それは残念だったね…」と述べてからまた判子を押し)

まぁルルは忙しいみたいだし、仕方ないかな…(残念と言われ苦笑いし止まっている手を動かし後何枚かの書類に判子を押して。そういえばスザク君と二人なんていつ以来だろと相手をちらりと見ては)

確かにルルーシュはいつも忙しそうだよね…学校も来ないこと多いし、何してんだか。(明らかに彼女がルルーシュに好意を寄せてると言うのに、気持ちに答えようともせずいつも忙しなく動く彼に呆れる反面、まだ望みも有ることに安心も有る複雑な表情でため息を吐き。
何となく彼女へ目を向ければ丁度視線がぶつかり、相手も此方を見てるなんて思って無かった為どうすれば良いのか分からず視線を逸らし書類へと戻せば「どうしたの？」と言葉をつなぎ)

さあ？…どーせリヴァルとギャンブルでもしてるんじゃないの…(何度目かの溜め息と吐き捨てるように言えば視線が合えばぎこちなく逸らして俯いて乾いた笑みを溢しながら「え、えっと、こうしてスザク君と二人だけでいるのいつ以来かなーって思って…」と最後の書類に判子を押して立ち上がり書類を纏めて片付ければ腕を伸ばして)
んーっ終わった…！…スザク君は終わった？

ハハ、本当好きだよね(ため息をつく彼女を見て苦笑いをし、二人きりと聞けば昔にルルーシュにシャーリーが電話するかどうかを揉めて自分が間違えて押し倒してしまった事を思い出して顔が熱くなり「うーん、いつ以来か分からないけど、久しぶりだよね」と気まずくなったらと思って敢えてはぐらかし。)
あ、僕ももう終わるよ…っと、これで終了！(急いで判子を押して書類を纏め)

好きとかそういう遊びであんな危険なことしちゃだめだと思うんだけど…(頬を膨らましながら不満そうに呟いて本人以前の事を思い出していなく顔が赤くなった相手に首を傾げて頷いて終わったと聞いて「お疲れ様」と微笑んでは他にやることなく暇なので帰ろうとししたが、ふとポケットに入ってあった学園の近所に出来たクレープ屋台の割引チケットを思い出しポケットから取りちょうど二枚あれば問い掛けて)

ねえスザク君、もうやること終わったし…良かったら一緒にクレープでも食べにいかない？

シャーリーはルルーシュの事が心配なんだね(頬を膨らます相手にクスリと笑い、顔の熱が治まった時に彼女からの突然の誘いに「へ？…うん！僕で良いなら喜んで」と間抜けな声を出してしまい、照れ笑いを浮かべながら大きく何度も頷き、勢い良く立ち上がると彼女の方を見て)
さっ、行こうか！

当たり前！友達…、なんだから…(友達という所を濁して誘いに乗ってくれては嬉しそうにしてる相手に此方まで嬉しくなり「良かった！うん」と笑顔で割引券をしまい鞄を持ち)

友達か…(敢えては深く突っ込まず、相槌を打ちこれからの事を考える事に集中し。「あ、鞄持つよ」と何気無しに手を差し出し)

え、いいよ！鞄ぐらい自分で持てるから(差し出された手に首を傾げて慌てて両手に左右に振り)

いーから！(半ば強引に鞄を奪い取れば「ごめん…両手塞がってないと手ぇ繋ぎたくなるから…」と冗談っぽく笑いながら言うが視線は合わせられずに前を向いたままで)

あっ……へ？ど、どういう…？(意味と言いたげに背中を見つめ。開いた手をブラブラさせながら不思議そうにして)

意味はちゃんとその内伝えるから(ここまで言えばバレてしまうかな等と思いながら、シャーリーの鞄を持っている手をギュッと握りしめたまま歩き。
歩いてる内に見えてくる建物を見つければ「あれが新しいクレープ屋さん？」と振り返って)

？…うん(何の意味だろうと分かってない様子で学園から出ては歩いて相手に言われた建物を見れば顔を見ながら頷いて)
そう！あそこ

はは…(バレた様子もなく喜ぶべきなのか、残念な気もして苦笑いをし目的らしき建物に着いてメニューを見て「シャーリーは何にする？」と尋ね)

えーとね…チョコ…あ、イチゴいいなぁ…キャラメルも！(お洒落な建物を見てはメニューに目を通し数々の美味しそうなクレープに１つじゃ絞れずうーんうーんと悩みながら相手を見つめ)
ねえ、スザク君はイチゴかチョコかキャラメルどれが食べたい？

どれも美味しそうだもんね(メニューを見て迷っている彼女を見て女の子らしいなと微笑ましく見つめ、どれが良いかと振られれば「僕はチョコにしようかな？…迷ってるなら分けようか？」とメニューから相手へと視線を移して提案し)