みーたん 2014-07-30 01:13:47 |
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~拓人side~
「なぁ、朱里、今日も結衣さん、こっち見てるぞ、彼女前で見せるのは止めよう。なんか、可哀想だし、自慢してるみたいで、俺、罪悪感が..」
「うん、分かってる。あの子...拓人の事...好きだから...」
気付いてた...私と拓人が一緒に居るとき後ろの柱から見ているのを。
(ごめんね...場所変えたいけど、拓人と会う時は此処しかなくて...)
拓人のクラスは移動教室の際、二階の中央階段を使って一階に降りる。
また、朱里のクラスは結衣と同じクラス。二階の教室で授業後、二階の中央階段を使って三階に昇る。
そこでしか会えないのだ。学校の中では...
その日の夜
朱里は放課後に拓人と会い、自らの想いを伝えた。
「ごめんねっ。拓人...言いにくいんだけど...」
「なんだよ、朱里らしくない。良いから、言って良いぞ?」
「私ね...結衣の事見捨てられないから...拓人、ごめん!! 私じゃなくて結衣の事大切にしてあげてっ!」
「で、でも、おまっ!朱りっ...」
朱里の頬には涙が伝い、夕暮れの光に照らされて煌めいていた。
「分かった...朱里が、そこまで言うなら...。でも...本当に良いんだな?」
「うん...お願い..」
「分かった...今までありがとな。朱里」
(くそっ...朱里っ...どうしたら...約束したからには...するしかないのか...)
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