主 2014-07-24 17:48:52 |
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【ストーリー】
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ここは何処か遠い完全王政の異国。
12代目の王が政権を握っているときは、人民は皆幸せだった。
そして12代目が永眠し、政権が13代目に手渡される。
13代目は先代の一人息子であった。
彼はよく先代の言葉を聞き、王子として国に貢献してきた。
その性格の良さ故、先代のように正しく国を治めてくれると、誰もがそう思っていた。
しかし、新王挨拶にて。
「てめぇら全員!!!地に膝を付け!!!頭(こうべ)を垂れて!!!俺を敬え!!!今日から俺が此の国の王だ!!!
___逆らったやつは、どんな理由であろうと……
ぶっ殺 す」
彼はそう叫んだ。
人民が皆どよめいた。
家臣たちは目を見開いた。
……その日から、彼に逆らった者は誰であろうと処刑された。
彼は己の妹でさえも手に掛けた。
国はもう、崩壊寸前だった。
そこで呼び掛けられたのは、国一番の腕を持つと言われるカウンセラー。
カウンセラーは、13代目の部屋へと向かった。
逆らったら、殺 される……
その恐怖を胸に、13代目の部屋のドアを開ける。
すると、そこには……
「う……うぅッ……フィオ……」
妹の名を呼び泣く、13代目の姿があった。
レス禁止。
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