可愛いのが悪いから。 (必死な相手に柔らかく微笑んで、シーツごと抱き上げるようにして抱き締めて。「心臓の音、すげェよ?」シーツ越しに伝わってくる振動は、確かに相手の鼓動。それすら愛おしくて、抱きしめる手に力を込めて自分の熱も相手に伝わればいいのに、なんて思いながら、背中から手を回していき)