朔夜 2014-07-15 07:37:49 |
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【本音は裏腹 Ⅱ】刀剣乱舞/歌仙兼定
歌仙「仕方ないだろう?こんなに綺麗に着飾っているんだ。その上、瞳を閉じた君の愛らしい顔を見せられてしまったら…主を我が物に、そう考えてしまうさ」
主「我が物って…」
歌仙「いつも元気で愛らしい主が、好きなんだよ…私は」
主「…!?好き…って?」
好き?好きってなに?
雅じゃないって言ったじゃない。
いつもいつも、言うじゃない!
歌仙「私は、私の言葉一つで表情を変える主が…とても可愛らしく見えているよ?」
はあ?はああああ!?
歌仙、腹黒い。
私が歌仙の事を好きだって分かってて、いつもあんな風に…。
歌仙「好きだからこそ、そう簡単には素直になれないものさ」
主「私は…歌仙が好き」
歌仙「知っているよ」
主「歌仙が思ってるより、いっぱいいっぱいいーっぱい好きなの!」
我ながら子供染みた告白だと思う。
でも、これが精一杯なの…歌仙。
歌仙「なら、私と同じだ…」
主「…っ!」
歌仙「今度は、目を開けてはいけないよ?」
そう言われたけれど、私はそっと瞼を押し上げてみた。
少し恥ずかしそうに、でも優しく微笑んでいる歌仙の顔が見えて。
私はこの口付けを再び目を閉じ、受け入れた。
…………。
主「歌仙ってさ、素直じゃないよね?」
歌仙「ああ、だから…」
゙君は本当に、雅じゃないねぇ"
そう、私の耳元で囁いた。
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