朔夜 2014-07-15 07:37:49 |
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【親愛なる貴方へ Ⅰ】渡邊オサム
私には三年間思い続けている人が居る、とても明るくミステリアス…複雑だけれど誰よりも自分の生徒を思ってる。そう、私が恋しているのは…許されない相手。
渡邊「何ぼけーっとしとるんや?何や、恋患いやろ?オサム先生が聞いたろ、どーんとぶつかって来ぃ」
*コイツは俺が受け持っとる四天宝寺テニス部のマネージャーをやってくれとる○○、ここ最近元気無いとは思うとったけど俺に気も付かんと溜め息吐きよるとは…重症やな。何時ものオサム先生のとびきりスマイルをお見舞いしたら元気になるやろう、そんな事を考えながら声を掛けてみた。
主「はぁ…えっ!?…ち、違います!」
誰も居ないと思って吐いた溜め息、なのに後ろから声を掛けて来たのは私の悩みの種で私の恋のお相手。慌ててしまい目が泳いでるのが自分でも分かる、悟られちゃいけない…けれど恋に未熟な私はフォローも出来ず顔を背け素っ気なく返す。
渡邊「何や何やー?先生には言えへん様な相手か?白石と謙也…はベタやな、千歳に財前…小石川に一氏もあり得る。ほなゴンタクレの金太郎やろ?意外な所で銀さんか…こ、小春か?」
*○○の反応に面食らい一瞬呆然としてまうも、俺は教師。助けになれるんやったら、話位聞いてやりたい。ま、ほんの僅かオモロイっちゅう好奇心も混ざっとるんやけど。次々と部員を挙げるも○○は反応を示さへん、明らかに男を愛しとる彼奴か?まさかな…心の中で小さく呟いたら顔は苦笑いになっとる、アカンアカン表情戻さなな。
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