誰の為に泣くの　/　bml

(これだから夏は嫌いだ、と他人に聞こえるか聞こえないかぐらいの小声でﾎﾞｿっと長く目を伏せて呟くその足取りは重く。登校ですら気が重くて顔しかめては頬から滴る汗を腕で拭い取り。ようやく学校に到達する頃、ﾎﾟﾝと後ろから肩叩かれ、驚きですぐさま振り返ればどうやら担任のようであちらから朝の挨拶。「おはようございまーす」ﾍﾟｺと頭下げれば直後に風吹き出し、少しだけ表情緩めて。『暑いな』なんて相手から他愛のない会話を。自然と緩まったのはそれだけではないかもしれないなんて考えつつ少し恥ずかしくなった所為か、振られた話題に対し「全然暑くなさそう、ヨユーの表情してるじゃないっすか」なんて相手に毒づいていてむっとした表情見せては、ふと視界に入る景色がもう昇降口の目の前なのが、先ほど早く学校について欲しいと思っていた気持ちとは裏腹に寂しくて溜息が漏れれば、どうやら勘違いしたらしい相手に『学校に入ればクーラーついてるからな』と見当外れな返事をもらっては可笑しく「ん、」笑いそうになるのをこらえて無愛想な返事。その後、職員玄関に向かう相手にひらひらと手を振って別れ。)

(/* ｼﾁｭ/自ｸﾗｽ担任×男子生徒(想い始め/表記上右ですがﾘﾊﾞ予定です)　
　　ﾛﾙがいつの間にか長くなってしまいましたが、文体はこんな感じでやらせてもらってます。
　　よろしければ検討お願いします!)