とーぜん、一日中一緒に居ても居足りない。 ( 寂しい、と言われれば当たり前。 素直に言葉を肯定すれば、ふわり抱き寄せられて温かい体温が巡る。 「…俺も、」小さく呟かれた言葉に頬が緩んで笑んで見せれば嬉々を感じさせる声のトーンで返し。 自分より先に台所へ向かう彼を追い掛けて進めば、あと僅かで完成しそうな出来かけのオムライスが二つ置かれており。 )