槞鴉 2014-06-02 18:00:57 |
通報 |
十夜
…え…え?!
はっ?!
【それは自分の心拍音で掻き消えてしまうくらいの小さい声だったが、確かに好きと聞こえたような。いや無いだろ、だって優姫が俺にそんなこと言うわけがない。秋兎ならともかく…って、それはそれで何だか癪だけれど。いやそんな問題でも無いような。だって男だぞ?! 思考はそうでも何故か嫌な気がせず、むしろ嬉しくて。しかし戸惑いに圧されて言葉が出せず】
秋兎
……っ!?
ほら着いたぞ二人とも!急ぐぞ!
【嘘だろ、まさかそんな。優姫の言葉を耳が受け取って、しかし否定したい気持ちでいっぱいだ。だが好き、くらい俺だって言われたことあるしな。そう余裕ぶってみようとするも自分に見せるものとは違う表情に何故か焦りのような物を覚え、駐車場にいつもの運転よりかなり強引に車を止め、ガクンと車体を揺らすと後部座席に言い】
トピック検索 |