ミルリ あの、えっと…やっぱりこんなの可笑しい…よね? 【自分からしておいてアレなのだがやはり急に女の子のフリをするなど誰が見ても明らかに変だ、先程車に乗り込んでから二人に<変な奴>だと思われていないかと不安でしょうがない。耳元で髪に指を軽く絡ませながらふわふわと浮き上がってくる思考を掻き消そうと、隣に座る十夜にそれとなく問いかけては滲み出てくる照れを隠しきれなくて俯きがちになって】