槞鴉 2014-06-02 18:00:57 |
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優姫
ふふ、なんか久しぶりだな……って、はぁ…さっさと支度するか…
ミルリ
……よし、完璧っ!!
二人共お待たせ!じゃあ、行こっか?
【髪型はどうしよう?メイクはどんな風にする?などと思考を華やかなものに変えていくとある程度までまとまったところでこんなことでニヤついている自分に気付く、冷めたように冷静になり我ながら呆れて溜め息を吐くと調子が狂ったのを誤魔化すようにクシャクシャと髪を軽く掻き乱しつつ、ここに住む際両親が用意した「乙女部屋」なる封印されていた一室に入居日以来二度目の入室する。といっても掃除には時々入っていたので埃やゴミの類は一切見当たらなく、早速奥のクローゼットに手をかけると予め決めていた白がメインのレースを使ったドレス風衣装に手を伸ばしては実のところ女物の服のほうが着慣れている故マジックショーのように一瞬で早着替えを済ませてしまい女子力が衰えていない自分に無意識にニヤけつつ黄色の髪のウィッグを被って頭に手早く馴染ませる。化粧台の前に腰を下ろすとそっと目の中にカラコンをセットし最後に自然なナチュラルメイクを施す
約3年振りにしてはなかなかレベルの高い女装を済ませると昔の記憶が蘇り女の子に完全になりきっていた自分を思い出す。すると何故か鏡を見てウインクしたくなって調子に乗ってキメてしまった。が、姿が別人になったせいかあまり恥ずかしくは無い、それよりも今の姿を外で待つ二人に早く見て貰いたい。部屋を後にすると一目散に玄関へと駆けていき靴箱の一番奥から衣装とお揃いのリボン付きブーツを出して履くと、開放感に満ちた笑みを浮かべながら飛び出していき玄関に鍵を掛けて】
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