槞鴉 2014-06-02 18:00:57 |
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優姫
…っは!……兄ぃ♪…秋兄ぃ!……ありがと…
……あ…コホン!い…いや、俺こそごめん…全然大丈夫だから
と、と、ところで、二人揃って何かあったのか?
俺に用事があったんじゃ…
【十夜の腕から解放されると解き放たれたように思い切り呼吸をする。と同時に驚いたのは、普段は至って冷静に物事の対処に当たるはずの秋兎が力ずくな行動に出ているではないか。彼とは生まれた時からの付き合いなため恐らく動揺しているのだろうということはすぐに見てとれた、珍しく必死な行動が見れるとカメラに収めることが出来なかったのは少々残念だが、今は些細なことは気にせず一先ず十夜から隠れるようにして秋兎の背後に回り込み背中にぎゅうっと抱き付く。そして、それによりここ最近の関係など一切どうでもよくなってしまったのか、秋兎不足なため彼の名を何度も呼びながら満面の笑みを浮かべては自分を助けてくれた感謝の言葉を述べる
…のだが、散々お兄さんの背にじゃれついたところで自分の奇行に気付くと十夜と同じく冷静さを取り戻し、恥ずかしいのと何処か男として負けた気がして過剰に反応してしまったことを苦笑いを浮かべつつ相手に安心して欲しくあくまで落ち着いて謝ると、はしゃぎ過ぎてしまったことを二人に忘れさせるために話を本題にもっていこうとするのだが、秋兎の背からは離れたもののちゃっかり片手で服の端をつまんでいて】
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