桜庭 凪紗 2014-05-31 12:54:04 |
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あぁ、いや、いいよ。
(そわそわと落ち着かない様子だったが、この時間が終わりを告げるのかと思うと、一気に現実に引き戻される。どうせ帰っても誰もいないのだ。いつも夜の街を下手な輩に捕まらぬよう上手くぶらぶらしているのだ。)
じゃ、ご馳走様。ありがとう。
(自然にふわりと微笑むと、少しだけずしりと虚しさが腹に落ちた。彼との繋がりも今日が最初で最後。なんだか少し楽しかったなと頭の端っこで人かに思いながら、玄関に向かう。)
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