…こっちか、 (相手が不思議そうに自分を見つめるも気にせずポケットを探っていて。後ろポケットにはなかったようで、スーツの裏ポケットを弄れば取り出したのは名刺とペン。名刺の裏にさらさらと何やら書けば相手のほうへと差し出し、「俺の連絡先だ。表は仕事用だからかけてくるなよ。……今のお前と話してもまともに話せそうにねぇ、落ち着いたらメールでも何でもしろ」なんて告げれば「…とりあえず、今日はもう帰れ」と言葉を続けて)