エレ、ン……エレン、なのか (どうやら曖昧だった記憶が鮮やかに蘇ったのは相手だけではなかったようで夢じゃなかった、そう理解すれば言いたいことはたくさんあるのに言葉がでてこず、ただ呆然と相手の名前を呼んでいて。相手が崩れ落ちればふと周りの視線に気付き、「っ…、とりあえずでるぞ!」と相手の手を掴んでは丁度良く開いたドアから相手のことなどお構いなしに一気に駆け。辿り着いた先は人気の少ない公園で)