とくめい 2014-04-13 23:00:06 |
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──ん、あ、着いたのか。(暫く狸寝入りをしていたせいか、瞼を閉じていたため本当に眠りに落ちてしまったらしく、耳元で己が一番好きな声が微かに聞こえ、唇に何かか触れて意識が戻り目を開ける。タクシーは見覚えのあるマンションの前に停まっていて隣の彼が荷物を持ち、車のドアが開いているのを見れば到着したことが伺える。「冬月…、ごめん。寝てた、んだよな俺。」と己の前髪をくしゃりと指の間に絡めて流すとぞろぞろとタクシーか降りようと腰を上げて。)
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