Cafe&Ba「居酒屋。」

＞シロさん
いや、いい。俺はそんなあんたが好きだから。…優しい奴は始めから殴らない
…はず？店長への好きと今の俺への好きが同じだとしたら俺は少し気に入らない。
店長さんのこと好きならそう言う話題のが良いのかと思った
（不思議そうに首を傾げるのも無自覚なのだろうが相手だからこそ許せる仕草で可愛いとも面白いとも違うが惹かれるものがあり、再びこちらも無自覚に穏やかな声色で上記を述べる。が今回ばかりは流石に直ぐに気が付き、はたとなると目線を逸らしはぐらかすように次ぐ問いかけに思ったことをそのまま冷ややかに答えて。続く相手の返答は曖昧でどもっていて、その先にある何かを期待してしまっている自分がいることに気付きつつあり、相手を真っ直ぐ見てつい聞き返していて。そして相手の自分に抱く兄弟愛としている好きと店長に抱く好きと同じだとしたら少々妬けるわけだが自分の気持ちの整理が付かないため自分自身でも確かめるように小声で言って。突っ込みに対しては、店長には敵わないとどこかで思っていて相手もきっとその話をしている方が楽しいのではないかと嫌に真面目に答え。