っ……(何という種類の木かはわからないが、青々とした立派な大樹の太い枝の上で一休みしていると突然の強い風に頭巾が煽られ慌てて抑えたところでバランスを崩し。そのまま地面に落下した衝撃で呪術が解け黒い狐の尾を晒してしまい。顔を上げるとついさっきまで視界の端に捉えていた青年と目が合い、半ば反射的にへらりと笑って)いやー、驚かせてすいません。怪しいモノではないのでどうぞご心配なく……?