>遼太郎 おぉ、誰かと思えば遼太郎くんじゃあないか。(石段の階段から姿を現したのは見知った青年。こちらも手を上げて応える。この時間に何の用か、と聞くのは野暮だろう。焼酎の蓋を開けながら、歩み寄ってくるであろう青年をいつもの笑顔で見る。)