主 2014-03-30 21:41:07 |
通報 |
>綺条さん
ーー…さいてい、ばか…。唇、しばらくリップクリームもしみる、し…。…綺条さんのこと、ちょっと、嫌いになった…。
(下手に動いては余計に傷を抉ってしまうと極力身動ぎすらしないように身を固めていればゆっくりと相手の歯が抜けていき、代わりに柔らかな唇に吸い付かれたのを感じ。端から見れば口付け紛いの戯れにしか見えないであろうが自身からしてみればロマンチックなものなど何もない強い補食欲求をぶつけられているようにしか思えず不機嫌そうに眉をひそめたままその様子を伏せ目がちに見つめていて。漸く気が済んだらしい相手が離れていくと唯一浮かせていた頭を八つ当たり紛いにも彼の鎖骨を狙ってごつ、と埋めさせて、そのまま不満げな様子でぼそぼそと二、三呟き。「…おれの血、あげたんだから…おれだって、もらう権利ある、よね…?」鎖骨辺りに埋めた顔を上げちらりと相手に視線を送りながら呟くと軽く唇を尖らせ、それから大きく口を開くと仕返しとばかりに目の前にあった相手の鎖骨にそのまま八重歯を立てて。)
トピック検索 |