神社のじ-ちゃん 2014-03-26 15:22:55 |
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>銀次郎
…ほう、銀次郎か。おれの名前とちょっと似ているな、太朗と次郎の辺りが。
(名前が八咫烏だった訳ではなかったようだがそれでも中々立派な名前で、むしろ自身の名前に似ていなくもない部分もあり少しばかり口許を緩めると自分で指摘しておいて名前の件が段々面白く感じ始めたのかこれ以上の表情への露呈を防ぐように口許を手で覆って。それから彼の問い掛けに耳を傾ければ腰掛けた賽銭箱から投げ出すようにしていた自身の足へと視線を移し。「…山からは出ないが、そこの池辺りまでなら毎日徘徊するぞ。…けれど、足が三本…そういう烏は見た試しがないな。」確かに自分の行動範囲は狭く、それ故にか彼の言うような烏には出会ったこともそんな存在の話を聞いたこともない。小さく首を振りながらぶらぶらと足を遊ぶように振ると羽根からこちらへ送られる優しいそよ風に心地よさそうに目を細めて。)
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