神社のじ-ちゃん 2014-03-26 15:22:55 |
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>零
きゅう、び……取り敢えず、痛くはないんだな?
(九尾と言われても今まで狐と言えば尻尾は一本、縄張り争いなんかで負傷したものに関してはその例より漏れるもののこれだけ沢山の尾を生やした狐など到底出会ったこともなく、その名称すら耳にせず。相手の言葉は理解できずとも一先ず彼の尻尾が裂けたわけではないらしい、平然とした様子で苺を摘まんでいるところを見ると痛みもない様子で、それに安堵し相手の肩を離しほっと息をつくと落としてしまった苺をひょいと拾い階段の上へと並べて。落とした分を回収し拾うために丸めていた背中をぐっと伸ばすと背を反らした時に丁度ふわふわと揺れる尻尾に目がいき。自分にはないその柔らかそうな尻尾は実に心地よさそうで触ってみたい衝動に駆られると思いが固まれば迅速果断、相手に断るのも忘れ遠慮なくその密集した尻尾の中にずぼりと手を突っ込んでみて。)
>惣右介
…なあ、蛇とはおれに近いものと見受けたが…そうするとお前も何処かの主なのか?
(山の生き物たちに一度聞いたきりの蛇との邂逅、色々と龍とは違う部分も多かったがこれが彼らの生態なのだろうと納得すると蛇が警戒を止めたのを良いことに不躾にもその頭へと手を伸ばしぴとりと頭を包み込むようにして手を乗せて。そのまま二、三度撫でるような動作をしてから立ったままの相手の方へと視線を移せばどこか浮き足だったようなわくわくと落ち着きのない様子で問いを投げ掛けて。見てくれが似ているならこの蛇たちの主だと言った彼も何処かの主である可能性がある、そう感じたのだろう。もしそうならば今のこの社を立て直すのに有益な知恵を持ち合わせているのでは、そんな期待も込めじい、と熱い視線を向けたまま彼の返答を待ち。)
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