それはそうだろうな。契約魔法は契約を破ろうとしたときにしか効力を発揮しないからな。 (変わった感じがしない、という相手の言葉に軽く頷きながら肯定の意を示しながら肩にかかっていた髪を邪魔に感じたのかぞんざいな仕草でそれを後ろに払い、「…まぁ、そもそも私は魔法はあまり得意でないからな」と実は若干気にしている不得手部分だが、どうせ悪徳な神と対向したときにはばれるだろうと考えて気にしていない風を装いながら付け足して