拗ねた訳じゃ…(相手の言葉の声色を耳にした途端、怒らせてしまったのではと顔を反らした理由すらも置き去りに思わず振り返ってしまって。同時に頭に触れる手に目を開き動揺するも、相手の手が震えている事に気付き。もしかして、もしかしてだけど緊張していたりするのだろうか。なんて少しだけ意外な一面が見えた事に心を躍らせては相手の真っ赤に澄んだ瞳へと視線を向けては自然と頬を緩ませていて)