説明書 2014-02-04 20:27:58 |
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>黄地先生
ふふ、お上手ですね。黄地先生のお陰で、今日は楽しい夢が見られそうだ。(未だ社交辞令か何かと受け取っているようで。反射的に仕事関係で御世辞を受けたときの様に愛想の良い笑みを浮かべては、頬に掛かる髪を指先で掬い耳に掛け「…お礼にワインでもご馳走するよ」と付け足して。労わりの言葉を受ければ、先程から心配されてばかりのような気がする、と何やら申し訳の無い気持ちが湧き。相手の溜息の真意を汲み取れないまま別方向へ勘違いしては、眠気を吹っ切る様な仕草で頭を左右に振り。「大丈夫ですよ。僕よりも先生の方がお疲れでしょう…迷惑はお掛けしません」と温和な声音で答え。膝に乗られていては重いだろうと猫を此方へと呼び寄せ、不満げな鳴き声を上げる彼女の耳裏を撫でて遣り。振り回されたいとの返答は少し意外に思えて、僅かな驚愕を宿した瞳で相手の姿を捉える。「それがお望みなら、精々尽力させて頂きますね」とその場に似合わぬ台詞で返しては何処か悪戯めいた笑みを唇に載せ。するりと手を引き相手の手首へ添えるとゆっくり此方へ引き寄せ、その指先へ微かに触れる程度の口付けを。)
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