あ、ああ…ありがとう。( 途方に暮れていると少年の声が聞こえ、それと同時に自分の視界の大半を覆っていた邪魔なゴミ袋が取り除かれた。天界では羽がひしゃげた自分を助けてくれる天使などどこにもいなかった。人間は天使とは違って優しいのだな、などと感心して相手がゴミ袋を取り除いてくれるのを待ち。少しは動けるようになったので最後は自力で這い出して笑みを浮かべながら相手に礼を言い )