＊炬燵にみかん。/ bml 人数無制限

おう。思う存分遊んで、悔いが残らねぇくらい思い出作っとけ。(どうも主旨があやふやなアドバイスをしてしまったと思っていたが、それを素直に受け取り明るい声で返答するのを聞いては、自然と口元に笑みが滲み。彼の語る抱負の後押しをする様に上記の台詞を紡ぎ、再び髪を乱雑な手付きで撫でて。止めていた手を再び動かしてみかんを平らげては、皮を重ねて机の端に置いておき。「よく言われんのか…じゃあ、羨ましいって言われねぇ？」ＴＶや雑誌で得た情報によると女性というものは睫毛を印象的にする事に余念が無いらしく。そういった彼女達からすれば彼の持つ容姿は羨ましい限りなのではと考え首を捻る。離した手を炬燵の中へと潜らせては窓のガラス越しに外の風景を眺めて）