>セシル …(相手の言葉は聞こえてはいるが、あえて何も言わず。まだ警戒心は解けず、また何かしらに利用されるのを恐れているようで。自分が立ち上がると、歩みが不安定だったのか、相手は自分を支えてくれた。それに少し驚くような顔をして。そのあとの言葉と足首に触れた相手は自分の警戒心を砕きそうで不安になる。そのためか「別に、これくらい痛くもない。悪いと思っているなら足を返せ」そう強気に言って。