主 2014-01-28 21:28:12 |
通報 |
>>ライル
おや、それならこの国は善人だけの素敵な国じゃないか。(可笑しいとでも言うように声をあげて笑い、目尻に溜まった笑い涙を人差し指で拭って。「僕は君の親会社になる気はない。それから少なくとも君は此処で仕事が出来るし、提供土地の"元"管理者として名も更に通る。…秘書に任せなくともね。最も、秘書の方への手配は済んでいるから、後は本当に君次第なんだが。相当信頼されているんだね、君は。君の指示でしか彼等は動かない。少々手荒ではあったが、此処までするには苦労したよ。」痛みに顔を歪める相手を見下ろし乍口角を上げてニッコリと笑う。それから続けて「他の交渉や商談には、僕と使用人が見張りとして付いていく。まあ、腱の切れたその足では一人で歩くこともできないだろうがね。安心しなさい、掛かり付けの医者を呼ばせるよ。」と。使用人にそう指示を出し、使用人が出ていった事を確認すると、相手に歩み寄り。)
>>ユノア
僕は嫌だよ、君の可愛くない老けた姿を見るのは。(眉を下げ乍上記呟けば更に浅く溜め息をつき。「明日別の者に取りに来させるよ、食品の受け渡しは3日後。もし足りなかったら僕が負担しておくよ。余ったらまた返金しておく。」と小さなメモ帳にペンを走らせて。「とても簡易な愚痴なんだ。サラを覚えているかい?君も会った事があるだろう。直ぐに狩られてしまったが…。彼女を狩った人間をずっと探してはいるんだが、ヤードが動かないから中々見付からなくてね。」目を伏せ乍そう言うと頬杖をつき、テーブルを指先でトントンと叩いて。)
>>アルダス
………そうなのか。(暫く間を空けてそれだけ言えば、相手を風呂場に向かわせて。一枚の肖像画に触れたまま、「違うな、君は僕に会いに来てくれた。立場は違うが…なのに僕を知らないなんて、本当に君は昔から不思議な子だ。」と。アルダスの妹が現在使っている部屋の扉を開け、「…お兄さんが来てくれたよ。さっきも聞いただろうが、今日はアルダスも食事を取っていく。今日こそ、ちゃんと食べなさい。」それだけ言うと扉を閉め、自室へと足を運んで。「……本当は、サラなんだろう?」独り言の様にそう呟くとソファーに凭れる。サラは死んだ。ちゃんと解ってはいたが、アルダスの妹はサラと瓜二つ。自身は信疑の境目で戸惑っていた。)
トピック検索 |