主/ . 2014-01-14 21:34:58 |
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(朗々とした声がスピーカーから流れてくるのが聞こえたのは、忌々しくも放送室からかなり距離のある別校舎に位置する体育館にいた時のことだった。非公式放送部だが何だか知らないが、自分にとっては厄介者であるのに間違いない彼らファンはこんなところにもいて。スピーカーから流れる不特定多数へ向けた挨拶を自分にされているとおめでたい勘違いをした女子が歓喜の声をあげる。それを手に持ったバスケットボールを床にバァン!と打ち付けることで黙らす)
行くわよ!敵は北館3階、放送室に在り!蹴散らしなさい。
(猛々しくも言い放つ、どこかの武将にでもなったつもりで馬はないものの同志たちを引き連れて体育館を飛び出す。無論走ったりはしない、校則違反だもの。ただ生徒会の剣幕に恐れをなした生徒たちが道を開けてくれ、かつ学校を知り尽くした生徒会は近道を通って放送室へ悠々の行進だ。スライド式の扉を引き入場して見つけるにっくきその背中に腕組をしたまま上履きを乗せる。蹴ったのではなくあくまで乗せた段階の今はそう、牽制状態なのだ)
上條 晃壱。すみやかに放送終了なさい。これは生徒会命令よ。
(/はりきってしまいました(笑)こちらこそよろしくお願いします)
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