幼馴染みはﾊﾞﾝﾊﾟｲｱでした[NL][男の子役募集]

えー?信のどこが大人なのー?(と相手をじーっと見ながら言えば「確定に決まってるでしょ!!だって信がいないと一人で帰ることになるでしょ?」なんて席についてから言い先生が教室に入ってきては『お前はまたその服なのか…』と呆れ顔で言われ「はい!またこれです!!」と先生に笑顔で返し

少なくとも愛利よりは大人じゃん？(ケラケラ笑って再び相手の頭をポンポンと撫でていて｢はいはい、わかったよ。じゃ、また後でな｣と相手へと手をヒラヒラと振って、教師に注意されているのを見ては笑いを堪えていて

ちーがーうー!!(と自分より大人だと言うのを認めたくなくて首をブンブンと振りながら否定をしては「またねー」と手を振れば教師に注意をされ相手をﾁﾗｯと見ては笑いを堪えているのが見えて「わ、笑うなー!!」と言い。授業が全て終われば補習の時間になり運悪く今日の補習が自分だけだったため相手がいてくれてよかった、と思いながら補習を受けて

わかんないとことかあれば言えよな？(補習を受ける相手の隣の机の上に腰掛けていて｢まあ、わかるとこなら教える｣と言いつつも相手とは大体成績が同じぐらいのため、力になれるかは怪しいのだが

う、うん(頷きながらノートに課題を書いていき先生がそれが終わったら帰っていい、と言って先に帰ってしまったため今教室にいるのは二人だけで無駄にドキドキしていれば「別に教えてくれなくてもわかるもん!!」と言い疲れたのか一回伸びをして

そうか？それならいいけどさ(助けが必要ないとわかれば納得して頷いてみせて、退屈そうに欠伸をしては｢静かだな…｣なんて呟いて

大丈夫だし!!(と言いながらいっきに課題を終わらせ「終わった」なんて呟きまた伸びをしては「静かだよね…てか生徒より先に帰る教師って駄目だよねぇ……」なんて言えば窓の外を見て今日は満月か、なんて思いながら「帰ろっか」とカバンをつかみ言い

確かになぁ～…(先にとっとと帰ってしまった教師を思い返しては苦笑をしてしまって、外が既に月が見える程に暗くなってしまっていて｢そうだな、ちょっと急ぐか？｣と問いかけて

教師失格～!!(なんて言いながら夜道を歩き「ん…ゆっくりがいい」と言えば歩くスピードを落として月を見ては「あ、あのさ…」となにかを言おうとして

了解(相手が歩く速度を緩めれば自身もそれに合わせて歩幅を狭めて横に並び、隣で何か言いかけた相手へと｢どした？｣と問いかけて

あ、あのね…ずっと言わなきゃって思ってたんだけどね……(と目を閉じながら言えば「私ね…実は……」と言い目を開き真っ黒な羽を背中からはやせば「私…ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱなの…ずっと内緒にしてたけど…これ以上はもう内緒に出来ないから…」と言えば手を震わせてきっとこんな話を急にして相手も驚いているだろうな、なんて思いながら相手の様子を伺って

なんだ…よ…(勿体つけて言葉を紡ぐ相手に疑問を抱きつつ視線を向けていれば、背中からはえた翼に目を見開いては言葉を失い、ポカンとした表情を浮かべていて｢バンパイア？…って、あれか？ニンニクとか十字架が苦手っていう…｣と未だに信じられないという顔をしながら問いかけて

……(しばらく無言でいてやっと口を開いては「本当に…ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱなの…ずっと隠してたけど…最近は隠すのが大変になってきちゃった…」と言い目に涙を浮かべながら「気持ち悪いよね…幼馴染みがこんなバケモノなんだから」とうつむきながら涙をながし「ごめんなさい…」と呟けば相手に背を向けてその場を立ち去ろうとして

すげーよ、本当にバンパイアって居たんだなっ(泣きそうになりながら立ち去っていこうとする相手のその背へと少々興奮気味に呼びかけて｢正体がなんであれ、愛利は愛利だろ？俺は別に気にしないぞ!?｣と相手の気持ち悪いという言葉を否定しては相手の手をつかまえて

いるよ、ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱくらい…(ﾋﾟﾀｯと立ち止まっては相手に背を向けたまま呟き「信……」と相手の名前を呟けば手を捕まれて「駄目だよ…もう、サヨナラしなきゃ…」と泣きながら相手を見て

この目で見ても信じられないけどな…(当然のように相手は言うが自分の常識の中には当然存在しないもののわけでやはり驚きは隠せずにいて、しかしその手を離さずに居れば｢嫌だね、そもそも身勝手過ぎるだろ？勝手に正体明かしたと思えばすぐにはい、さようならって、認められる訳ないだろーが！｣と言っては相手の手を強引に引いては自分の方へと向かせて、額に頭突きをして

自分勝手でもなんでもサヨナラだよ!(と泣きながら言えば「だって…怖いんだもん、いつ信の血を吸っちゃうか皆の血を吸っちゃうかわからないんだよ!?」と言えば急に頭突きをされ「いったぁ…!!」と言えば羽が消えて涙目で額を抑えながら「な、何するのよ!!」と言い

そん時は俺が何をしてでも止めてやる！(相手の恐怖をどうにか拭ってやりたくて力強く言い｢それでも…どうしても血を我慢出来ないなら俺のやつをやるよ｣と自らの決意を口にして、涙目で額を抑える相手へと｢痛いだろ？何が化け物だよ、こんなので痛がってる奴全然怖くないからな!?｣と敢えて挑発的に言ってはギュッと抱き寄せて

うっ…無理だよ……(と言えば相手が我慢できなければ自分のをくれると言っているのを聞いてはしばらく無言になり「うるさい!バケモノだって痛がるよ!」と言えば抱き寄せられてはまた泣き出してしまい「でも…ありがと…」と小さな声で呟けば「血…ちょっと吸っていい…?」なんて相手に抱きついたまま聞いてみて

無理じゃないっ、そんなもんやってみなきゃわかんないだろ？(相手の言葉をハッキリと否定しては抱きしめている腕の力を強めて｢やっぱ愛利は愛利だよ、俺の可愛い自慢の幼なじみだ｣と泣き出した相手の髪を優しく撫でていて、血を吸いたいという相手の言葉に自分の首筋を指差し｢ああ、他ならぬ愛利の頼みならな｣と頷いて

うん……(ギュッと自分も抱きつく力を強めれば「信もだよ…私の自慢の幼馴染み…」と言えば血を吸わせてくれる相手を見て「いいの…?」と目を見開きながら嬉しそうに聞いてみて

ああ、ありがとな(相手の言葉を素直に嬉しく思って微笑んでは相手の頭を撫でて、念を押して聞いてくる相手には｢何度も確かめなくても大丈夫だ、俺を信じられない？｣と肩を竦めつつ聞いて

うぅん…(ｸｽｯと笑いながら頷けば「じゃあ…吸うよ…?ちょっと痛いかも……」と言い相手の首筋をﾍﾟﾛｯと舐めてから噛みつき血を吸って

よし、来いっ…(一度深呼吸をしては意を決したように言っては次の瞬間首筋に鋭い痛みが走り｢っくぅ…｣と小さな声を漏らし

……(血をしばらく吸っていては相手の声が聞こえ「ごめん…痛かったよね…」と笑いながら言い血を吸ったところをﾍﾟﾛｯとなめて「ありがと」と笑顔で言い相手に抱きついて

気にするな、愛利に喜んで貰えるならこれぐらい大したことないさ(痛くなかったといえば嘘になるが、相手の為ならば全然悪い気はしなくて微笑み、抱きつかれればこちらも相手の背中へ手を回して｢これは俺たちだけの秘密にしような｣と言って

ありがと～(ギューッと抱き締める力を強くしては凄く嬉しそうに笑い「うん、秘密…絶対秘密だよ…?」と相手の額に自分の額をくっつけながら言い

そういえばさ、バンパイアに血を吸われるとバンパイアになるって聞くけどあれは迷信なんだな？(特に身体に異常もないため、不思議そうに首を傾げては尋ね、額をくっつけた相手の髪を優しく撫でながら｢ああ、愛利と一緒に居られなくなるのは困るからな｣と絶対に秘密は守ると誓い

うん、そんなの迷信だよ…(頷きながら言えば「ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱってね十字架とかニンニクとかも実は平気なんだよ」と笑顔で言い「大丈夫…私は居なくならないよ…」なんて言えば髪を撫でられて嬉しそうにふにゃりと笑って

う～ん、なんか複雑な気分だな(自分の知っているバンパイアの伝説を本物のバンパイアに否定されてなんとも言えない気持ちになり、ふにゃりと微笑む相手へと｢良かった、もうさよならなんて言うなよな？｣と苦笑しつつ言い

そうかな?(ｸｽｸｽ笑いながら相手から離れて「わかってるよ!!じゃあそろそろ帰ろ…」と言った瞬間に『愛利!!』と自分の名前を呼ぶ声が聞こえてその声がした方を見ると実の兄がいて「お兄ちゃん?どうしたの?」なんて言い幼馴染みだからきっと相手も兄を知っているだろうと思い『帰って来るのが遅くて心配してたんだけど信君も一緒だったんだな』と兄が相手の方を見て言い

ああ、そうだな…(頷いて歩き出そうとすれば彼女の名を呼ぶ声が聞こえて、声のした方に視線動かせば相手の兄がおり｢あ、どうもお兄さん。久しぶりですね｣と最近は会うこともあまりなかった兄に対してペコリと礼儀正しく頭を下げて

うん…(兄に腕を捕まれて相手から離れてしまい『うん、久しぶり』と兄が相手に言えば「じゃあ、帰るね!!バイバイ!!」と相手に手を振ったら『あ、今日クリスマスだし信君家に来たら?』と言い

え、でもいいんですか？(家に誘われればクリスマスは家族水入らずで過ごすのではないかと考えては自分なんかが入っていいのだろうかと気にしているようで、相手を見ては｢ん～、愛利はどうしたい？｣と質問を投げかけて

いいんじゃない?(ﾆｺｯと笑いながら相手の腕を掴み『いいよ、今日家に俺と愛利しかいないから』と兄も言い「私は信とクリスマスやりたい!!」と笑顔で言い「私の家、また親いないから…お兄ちゃんと二人でいるのもいいんだけどね……」と顔は笑っているが寂しそうな感じで相手の手をギュッと握り「だから、信一緒にクリスマスやろ?」と聞いてみて

よし、じゃあ今年は一緒にクリスマスやるか(寂しげな雰囲気を相手から感じればもう断る理由もなくて、相手の頭にポンと手を置いて、兄へと頭を下げて｢じゃあ、お邪魔します｣と礼儀正しく言って

うん!(嬉しそうに相手にギュッと抱きつけば『おいおい、お兄の前でイチャつくなよ…』と兄が笑いながら言えば『うん、どうぞ』と笑顔で言い「じゃあ早く帰ろー!!」と兄と相手の手を引っ張って行き

あー…いやぁ、参ったなぁ、ははは…(兄にいちゃいちゃするなと笑いながら指摘されては抱きついたままの相手をチラリと見て誤魔化すように笑って、急に腕を引かれて少し前のめりに相手についていっては｢おいおい、そんなに焦らなくても｣なんて言って苦笑をして

これが普通だもん!(と相手に抱きついたまま兄に言えば相手を笑顔で見ながら「ね?普通だもんねー?」と言い『わかったから…あんまり急ぐと転ぶって…』と苦笑いしながら言い「焦ってないよ!!」と笑顔で相手に言えば家の前につき「お兄ちゃん!カギ開けて!!」と兄を押しながら開けてもらい中に入れば「信!早く!!」と笑顔で手招きして

えっと、どうだったかな…(まさか彼女の実の兄の前で普段からこんなことをしているなんて素直に言うのは憚られて、そっぽを向いてははぐらかして、家に着いてドアが開けられれば｢お邪魔します｣と言い、上がり込んで

なに言ってるの?(明らかにそっぽを向いた相手を見ては「恥ずかしいの?」なんてﾆｺｯと笑いながら言い相手が家に上がるのを見ては「あ、信が家に来るの久しぶりだね!!」と言い昔はお泊まりとかしたな、なんて思い

ん～…そうかもな(恥ずかしいのかと聞かれれば困ったように笑いながら冗談混じりにそう答えて、家に上がれば昔よく泊まりに来た時と雰囲気は変わっておらず｢そうだな、なんかすげー懐かしくかんじる｣とキョロキョロ周り見回しながら言っていて

ふーん……(相手を不思議そうにじっと見てから「ま、いっか～」と言えば「確かにあんまり変わってないかもねー」とリビングをキョロキョロと見回しながら言えば「あ、でも私の部屋はずいぶん変わったよ!!」と言い相手の手を握っては二階の自室へと行き「ジャーン!」と言いながら黒と赤でまとめられた部屋を見せて

ん？おおっ!?(部屋に連れて行かれ、中を見れば赤と黒でまとめられていて｢なんかバンパイアって感じするな…｣と率直な感想を述べて

すごいでしょ?お兄ちゃんがやってくれたんだ!!(と真っ赤なハートのクッションをギュッと抱いて黒いレースがついたソファに座れば「お兄ちゃんもﾊﾞﾝﾊﾟｲｱだしね…」と言い相手を手招きしては「これ、貼って」と言い相手の首に絆創膏を貼り

ああ…正直かなり驚いた(すごいかと聞かれれば文句なしに頷いてみせて、同じ血を引いているなら確かに兄もバンパイアでもおかしくないなと考えれば｢こんな身近にバンパイアがしかも二人も居るなんてな｣と驚きを隠せずにいて、絆創膏を張ってもらい｢わざわざ悪いな｣とお礼を述べて

やっぱり?(満足そうにﾆｺｯと笑えば「うん、ごめんね…騙してて……」と言えばクッションで顔を隠し、「いいよ、皆に見られたら困るしね」なんて言いながら絆創膏のゴミをゴミ箱に入れてそのままソファに寝転べば「はぁ…明日も補習だよ……」と溜め息をつきながら言い

別に気にしてないよ(当人としては騙されたとは別に思ってはおらず｢わざわざ言いふらすようなことでもないだろ？｣と相手へとフォローを入れて、首筋を手で抑えれば｢確かに面倒なことになりそうだ｣と同意して｢ならまた明日も付き合ってやるよ｣と言っては相手の頭を撫でていて

よかった(ﾆｺｯと笑いながら言えば「ま、そうだけどねー…」と苦笑いをしながら起き上がれば「首、どうにかして隠さないとなー…」と相手の首をじっと見ては「うん!ありがと!」と笑い立ち上がっては「じゃあ、ご飯食べにいこ!!」と言い

とりあえずタートルネックのセーター辺りで誤魔化そうか(これならば季節的に見ても違和感のない上手い誤魔化し方だと考えて、お礼を言われれば｢別にこれぐらい当たり前だ｣とさも当然のように言ってのけては肩を竦めていて、確かにそろそろお腹が減ったなと思っていたところなので｢そうだな、腹も減ったし｣と頷いてみせて

制服検査で引っ掛からないかな?(なんて人のことを言えないような姿で自分は学校に通っているのにそう言えば「うーん…どうすれば補習なくなるかな…」なんて真面目に制服を着ればいいのにそんなことを呟けば「じゃあ行こっか～」と階段を下りながら笑顔で言い