(庭球/BL)神の子と皇帝そしてﾙｰｷｰと参謀

うー…平均は取ります！力まずに、かあ。俺テニス試合前は緊張しねーけど、テストだとしちゃうんスよね。もうちょっと真面目に勉強しときゃあ良かったって。まーその反省が後に活かされた事はないんスけど！(相手の優しい言葉に少し自信が持てたのか、最低ラインから一つ上を目指す、と拳を握って宣言し。ぼんやり直前の相手の発現オウム返しすれば難しい顔で後頭部掻くも、のちあっけらかんと笑って白状し)
ほんと、ですか？我慢しなくちゃ俺、そりゃもういつだって先輩に抱き付いたりキスしたり、…その先だって、しようとしちゃいますよ。(本当はキスだってもっと激しいのがしたいし、場所なんて考えないで抱き締めたいと思う時もある。きっとそんな事をすれば堪らない程に可愛い反応を見せてくれるであろう相手の前で、据え膳を食わずにいられる自信はない。しかしその全てを受け止めるのは、いくら優しい先輩でもきっと無理だろう。内心拒まれると予想しながら、不安な瞳で相手見上げて尋ね)
どっかにかー…。本人にも思い浮かばない程遠くにあるんなら、きっと大した問題じゃない欠点なんスよ。じゃあ俺が先輩にただ迷惑かけるだけじゃん、良いカップルとは別モンじゃん…。(見えない欠点を探すように額に手を当て室内を見回し。ため息つきながらテーブルに両手で頬杖つくも、マイナス思考が加速すれば両腕組んで俯せに倒れ)
あ、逆に俺が高等部の練習見に行くっつーのはどーッスか？どうせ来年入るんだし、見学って事で。(パンと両手叩いてから相手指差し、さもいいアイデアと言わんばかりの顔で提案すれば)
そうですよね。デートは二人っきりじゃなきゃ困りますよ。…でも部長が面白がって隠れて着いて来てたりしたらどうしよう。(部長のイメージが一体頭の中でどんな事になっているのか、真剣な口調で唇に指先当てて付け足し)