あれ、拾い子だったんだ俺。 (彼が乗ってきた冗句に此方も返すも小さく肩を竦める。立ち上がり何処かへ行ったと彼の後を目で追う。暫しすれば甘い匂いが。「ココアか。」とカップの中身を見る前に呟くと笑みを零して手を伸ばし受け取る。)