999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽbl]

うるせ、分かってんだったら自分で布団行けよな。..いや、特に無いけど何と無く。御前が帰って来るの待ってたらこんな時間になった。（無邪気な悪戯っ子の様に笑われては怒鳴るに怒鳴れないではないか、顔顰めては額に突き付けていた指で其の侭ﾃﾞｺﾋﾟﾝを。相手の問いで時計に視線を移してみれば確かに針は普段の己なら寝ている時間を指していて、待って居たのは事実であるし後頭部ｶﾞｼｶﾞｼと掻いては気恥ずかしそうに後者述べ。「そうか。ま、俺の方が冷たかったら可笑しいもんな。」あの肩の跳ね様が気になる所ではあるが敢えて其処には触れず苦笑浮かべ乍相手の手を撫でる様に滑らせ握っていた手を離して。ﾌﾞﾗﾝｹｯﾄは何処にあったか、頭の端にそんな疑問が浮かんだ瞬間手首を掴まれる感触があればふっと後ろへ引かれ再びｿﾌｧに引き戻されれば驚きからか目を見開き文句でも言ってやろうと視線を遣ると其処には普段見た事の無い表情をした相手が居て、「何す..、如何したんだよ御前。」言い掛けた言葉を呑み込んでは困惑の表情浮かべ見詰め返し。）