ぬし。 2013-11-19 20:06:41 |
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いや、別に寝てた訳じゃねーから気にすんな。(目を閉じていたからだろうか、如何やら彼は己が寝ていたと勘違いしているらしく問い掛けに小さく首を左右に振り否定の言葉を述べる。待ってた、何て口が裂けても言ってやらないが己が帰宅し数分後には相手の帰りばかり考えて居たのは事実であった。もう大学生なのだから御互い相手の帰宅時間に何かと口を出す事は無いが矢張り寂しい等という感情も渦巻いていて、認めたくは無いが相手に対して何か特別な感情を抱いている事は確かだった。指先が髪、そして額に触れる感触にくすぐったさを覚えて片方の瞳細めては身体を起こし視線で相手を追い、隣に座り此方を覗き込む笑みを直視はせず視線落としては手が目に入り、「外、寒かったろ。」帰宅直後で冷えているであろう相手の手を取っては自分の手を重ね熱を分ける様に軽く握ってみようか。)
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