999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽbl]

‥もう大概福井に染められてるｱﾙよ｡(巫山戯るような響きを含んだ声に呆れた口調で溜息交じりの返事返して｡此れ以上染められたら堪らない､なんて感想を胸に抱きつつ僅かに眉寄せつつも目尻を柔らかく下げてみせ｡髪を撫でる手が子供を相手している様な優しさを含んでいるのはしっかりと汲み取りつつもやはり一番は相手に触れられる心地良さが勝つのかおとなしく受け入れ､｢たまには先輩の顔を立てるのも必要ｱﾙね｣何て緩む頬其の侭に生意気な返事返して｡そっぽを向かれた上反抗的な台詞に巫山戯すぎたか､と反省の色を目に浮かべつつ如何したら機嫌を直してもらえるかと迷いながらではあるが相手の背に覆いかぶさる様に抱きつけば｢福井〜､怒ったｱﾙか?‥ｷｽ､しても許してくれないｱﾙか?｣首筋に額押し付けつつ後者零して｡