999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽbl]

..まあ、否定は出来ないな。其れは悪くないかもしれない。（否定の意を表す相手の髪を搔き乱していた動きを止め手だけは添えた侭、此処は否定をしたいところだが己にも心当たりが無くはなく苦笑い零しつつそろーっと視線を逸らして。良い意味で染まっている訳ではないにしろ恋人に其の様な言葉を言われるのは男のﾛﾏﾝというものであって、此方も頷くと真面目な声色で後記好き述べ。ﾒﾓをとっている最中の紙が視界から消え相手が携帯を取り出し写す様子を呆れ気味に見詰めるも直ぐ様携帯を取り上げ其のﾒﾓを躊躇無く消し、「御前阿呆か。ﾏｽｸ無いうちは家で大人しくしてろ。」と顔顰め携帯を閉じ相手の前にずいっと出して。「分かんねーじゃん?喧嘩とか何とかあって拒否するとか、な。」段々と恥ずかしさが込み上げてきたのか自ら唇を離し距離をとれば、からかう事が余程楽しくなってきたのか首傾げ楽しげな声色で具体例述べ。）