999本の薔薇を君に。[黒ﾊﾞｽbl]

面白いｱﾙよ｡きっと､可愛い｡‥そうやって呼ぶﾀｲﾐﾝｸﾞが中々掴めなかったｱﾙよ｡
(隣でｿﾌｧに埋まる様子見つめ小さく表情和らげ乍､あっさりと相手の言葉を真っ向否定して｡確かに面白い面白くないの問題ではないかもしれないが少なくとも己にとっては大事な事である｡理由としてはただ単に己の言葉で照れたりする相手の様子が見てみたい､なんて云う独占欲にも似たただの我儘なのだが｡此方に向けられた丸い瞳を見つめればきょとん､としたも､心の中では稀に福井先輩と呼んでいた為己としては何度か呼んだつもりでいたが､実際のところ高校時代の己は一度呼び初めた呼び捨てが定着してしまい中々改めて呼ぶ事が無かったのを今更思い出しては此方に向けられた丸い瞳から視線逸らし言いづらそうに後者告げ｡｢‥そう､ｱﾙな｡福井と行く方が楽しいｱﾙ｡｣相手の言葉に一瞬目を丸めたも直ぐに小さな笑み浮かべれば相手の指が絡まる髪に一度視線移し｡しかしすぐに相手と視線絡め直しては顔を寄せて額と額をくっ付けて｡｢‥もっとしていいｱﾙか?｣こういう時､聞くべきなのか黙って続けるべきなのか悩むが相手の意思を尊重するのはもう染み付いた癖の様なもの｡一度唇離し此方をじっと見詰める双眸を見詰め返しては同じ様に相手の首の後ろに手を添えつつ首傾げ｡

( / お気になさらずに!其れでは此の辺でどろんさせていただきますね。また伽羅変更などの希望がありましたら何時でも仰って下さい。