茜色の空[非募集]

ん-、どういたしまして?、( 少し考える仕草をしては何処か嬉しそうに頬を緩ませながらきょとり、と首を傾げ。何故か相手にはどんなことも話せてしまう。そのうち相手に自分の思いを伝えてしまうのでは無いだろうか。そんなことしても相手に迷惑を掛けてしまうだけなのに。｢本音言っただけですよ-｣相手に額を突かれると不貞腐れた様な口調で言い。良く言えば素直、悪く言うと単純。だから子供っぽいと言われるのだろう。)

…あんま他の奴にそうやっていったら、誤解させる事になるかもしれないから気をつけろよ?( 不貞腐れる様に此方を見る相手は良い意味でも悪い意味でも子供らしく、それで居て可愛らしい。本人は自分の魅力に気付いていないだろうが先程の様な発言は本当に心臓に悪い。＿主にそう言う好意を抱いている相手に取っては。困った様に苦笑を浮かべては忠告の様に相手の方を見て呟けば「せいぜい考えて行動しろ。」と相手に忠告して )

誤解..と言われましてもｸﾗｽの男子は殆ど彼女持ちですよ?、( 何故だか己のｸﾗｽは俗に言う"ﾘｱ充"が多い。きっとｸﾗｽの三分の一は彼氏、彼女が居ることだろう。それに男子は男子、女子は女子で固まっていることが多い為、男子とはあまり話さない。_ﾘｱ充の者達は別だが。特に男子と話す時は必ず言い合いになって終いには友達に止められてしまう。今日勉強を教えてくれた男子は優しかったがあれは稀少だ。｢一応、了解しました｣肯定の意味として小さく頷けば教科書を鞄に入れて。)

いいから、男なんて基本信用ならないから。( いくら付き合っている男子が多いとは言え失礼乍ら学生生活中に別れたり又くっつりたり等繰り返す事は良くある事。相手は自分の贔屓目乍ら可愛らしいし自分がずっといる訳ではない為に過剰乍ら心配になってしまう。＿自分の気持ちは言えないのだが。「…今日も送ってくかー?」帰る支度を続ける相手を見ては昨日の事を思い出し、一応声を掛けてみて )

あ、でも先生は信用出来ますよ?、( つい相手の言葉に頷いてしまいそうになるが慌てて首を横に振ればへらりと笑み浮かべて。相手のことは大好きだし信用しない訳が無い。寧ろこの学校の生徒は皆、相手のことを信用しているだろう。勉強の教え方上手いし優しいし格好いいし..。言い出したらきりがない。｢流石に2日間続けては遠慮しておきます｣ 相手の問いに苦笑混じりにそう答え。出来るだけ相手には迷惑を掛けたくない。それにまだ仕事が残っているかもしれないし。)

…~~、だからなぁ。( そう言う事言ってると耐えてるのに言い出したくなるだろ、と云いたい気持ちを抑えようともどかしげに片手で自分の髪をぐしゃぐしゃと掻き回してはどういったら良いのかと考えて。相手からの言葉でどれほど自分が一喜一憂している事か。「そっか、そりゃ残念。…気をつけて帰れよ?」深入りする事もしない方が良いとからかう様に上述を返しては今日も昨日と同じ程寒い外を一度ちらりと見ては忠告の様に相手に告げ )

( 相手が考えていること等全く知らず不思議そうに首を傾げるがあっと言う間に下校時刻。少し名残惜しい気もするが仕方ない。｢は-い。有難う御座いました!｣ 最後に小さく御辞儀をして鞄を持てば失礼しました、と一言述べ理科準備室から出て。足早に玄関へと向かえばﾏﾌﾗｰを巻きｺｰﾄを着て外に出る。冷たい風が頬を掠めると寒いを通り越して痛い。鞄の中から手袋を取り出し着ければ多少は和らぐが寒いのには変わりない。寒波が近付いているとﾆｭｰｽでも言っていたがその影響なのだろうか。)

…あー…、俺らしくない。( 相手の帰る背中を見送り、平然とした様子で片手を振り礼儀正しい相手が部屋を出て行くのを見ていれば扉が閉まってから気疲れした様に一息吐き。ふらりと自分の椅子迄戻っては椅子にどさっ、と腰掛け脱力気味に椅子の背凭れに身を預けては先程迄の自分の独占欲紛いな発言を思い出し、片腕で目元を覆って。情けないやらなんやらで上述をぽつりと呟いてはやはり相手の事が好きだという気持ちは誤魔化せない事を再認識して )

...何で諦めきれないんだろ。( もう昨日で相手に好きな人が居るのは分かった。しかしそれを聞いても好きと言う気持ちは変わらない。諦めなければいけないのに。もう何だか泣きそう。涙で視界がぼやけていくと慌てて拭うが全く止まらない。_ほんと、情けない。やっぱり今日は遠慮しておいて正解だった。こんな格好悪い姿、見せたくないし。どうしたら諦めることが出来るのかな、なんて考えれば溜め息を一つ。)

……そろそろ俺も帰らないとな。( 相手を送って行く事も無くなった所為か虚無感は僅かにあるものの自分も現在やる事はないのでそろそろ帰らなければならない。自分のデスクを見れば不意に眼につくのは相手から貰ったクッキー。綺麗にラッピングされたそれから一つ取り出して口の中へと放り込めば広がる優しい甘味に無意識にも口元を緩ませて。自分の為に作られたという其れは何ともくすぐったい気持ちになる物で )

( この後どうしましょうか…!また別の日へ飛ばしますか? )

(/本体だけが失礼致します。そ、そうですね...、2日目は終わりにして次の日いきましょうか。← )

( そうですね…! どこら辺から始めるかは御任せしても良いですか? )

(/えっと..そうですね-。放課後、先生ｲｹﾒﾝなので告られてる所を此方が発見して隠れる。→そして見付かる。→逃走、的な感じで宜しいでしょうか?後の展開は..流れで(←)難しければ案練り直します!、 )

( 素敵ですね…!了解しました!　絡み文は自分から出しましょうか…? )

(/あ、いえ。今度は此方から出させて頂きます!、)

( 分かりました!それではよろしくお願いします! )

先生、居るかな-?、( 放課後、再び勉強を教えて貰おうと理科準備室を覗いてみると誰も居ない。可笑しいなぁ、と疑問に思えば相手を探そうと廊下を歩き。ふと窓の外を見れば其処には見慣れた相手と他ｸﾗｽの女の子。それもかなり可愛い子。どうしても会話が気になって少しだけ窓を開けてみるとその女の子が相手に告白している様だ。咄嗟に窓を閉めその場にしゃがみこみ。_やっぱり駄目じゃないか。あの子と己を比べたらどちらが可愛いかなんて一目瞭然。｢馬鹿みたい..｣ぽつり、と呟いた言葉は誰にも届いてる筈が無くただ涙だけが溢れてきて、)

(/相変わらずの駄ﾛﾙ申し訳御座いません...!、)

…有り難いが、俺には好きな人がいるんだ。( 授業の質問かと思い呼び出されたかと思えば其処で告げられたのは生徒には可哀想乍ら実る事の無い想い。真っ直ぐと告げられる其の言葉は自分に取っては勿体なくもあり、真っ直ぐと告げられない自分に取っては羨ましいものでもあって。真っ先に思い浮かぶのは此処にはいないであろう相手の姿で、正直に想い人がいる事を告げては相手に困った様に微笑みかけ「…本当にありがとな。」と断りを入れて )

( いえいえ…!素敵なロルだと思いますよ!! )

...もう完璧に失恋だよ、先生の馬鹿。( 立ち上がり目をｺﾞｼｺﾞｼと擦れば会話は終わった様子。相手が微笑んでいる姿を見て告白をOKしたものだと勘違い。好きな人ってあの子だったのだかな、なんて考えれば再び涙が込み上げてきて。あの子なら相手とお似合い。_先生のこと好きじゃなかったらちゃんとおめでとう、って言えるのに。何時までもｳｼﾞｳｼﾞして気持ちを伝えなかった自分が情けない。)

(/嫌々、主様の方が素敵ですよ!!、)

…ん、またな。( 悲しげに微笑む目の前の生徒に心を痛ませるが何も言えず、其の場から立ち去る姿を静かに見送って。素直に言える女子生徒の事を思い出し乍ら歩けば自分もそうなれたら、と頭をよぎり。ふと窓の方へと視線を戻せば何時も思い出す相手の姿を見つけて目を合わせるが其の目元が心無しか赤くなっている事に気付けば驚いた様に目見開き、相手の方へと歩き出して )

( あー…、無いですね/←/ )