主 2013-10-27 17:10:02 |
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――ああ、今年で甲子園最後だもんな…、悪りぃ!
(そういって勇の大きな背中を応援の意を込めてバシッと叩いた。この高校は毎年毎年何かしら大会に出ていて野球部なんかはここ10年以上甲子園に出続けている。そして勇も1年生から出続け今年で春、夏共に甲子園も最後。どんな大会も皐と2人でギャーギャー応援しに行っていたがそれも後数える程しかない。"最後"という言葉に心が切なくなる。しかし今はそれをどうしても認めたくなくて、その思いは無意識に心の何処かへ押し込められた。
――ってぇな!
(皐の返事は内容を言う前からNO。おまけに頭を叩かれ先に行く始末。「(…………!」)それが頭にイラッと来たのでタタッと傍に寄り階段前で腕にパンチをきめた。そして階段を数段登り「――この間三人で予約したバイオハザード取りに行くから付き合えよ、つーか来い」と告げる。小さい頃から三人で遊んでいたので何でも三人が当たり前。もちろんゲームも三人で買う。勇は部活で忙しいので仕方ないがこっちは私と同じ帰宅部。一人で行くのは使いっぱしりみたいでフェアじゃない。なので「帰り行くからな」と強引に決め2階にある教室へ向かった。
おはよー
(教室へ入ると"よっ"やら"春、おはよっ"などクラス中から声を掛けられる。このクラスは結構仲良しな方なので当然後ろの2人にも声が掛かる。皆と挨拶や他愛ない話を交わしながら自分の席である窓際の後ろから2列目に向かい椅子に座る)
(/席もご自由に決めて下さい、ちなみに近いと嬉しいでs←)
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