一億で買ってやる、どうだ。 (彼女の額に口付けてそう続ける。紛れも無く愛してんのにこいつは本当に気付かねェんだな、新手の鈍感とかいう奴かあまり鈍感とやらは好まねェがどんなこいつであろうが愛せれる自信はある。というかこいつしか愛せれねェからな俺は。「………てめェが好きなんだよ気付かねェフリしやがって、可愛いんだよ糞が 」可愛くて仕方ない、愛したくて仕方ない。その赤い唇に口付けたくて。)